話数は?脚本家の過去作は?|『棘のある花』ドラマ基本情報
| ・原題 | 내 손을 잡아 | ネ ソヌル チャバ (私の手を取って) |
| ・日本語タイトル | 棘のある花 | |
| ・監督 | チェ・ウンギョン | (「福寿草」ほか) |
| イ・ゲジュン | (「愛してたみたい」ほか) | |
| ・脚本 | ホン・スンヒ | (「悪い愛」「明日もスンリ!」ほか) |
| ・話数 | 130話 | |
| ・最高視聴率 | 14.4% | |
| ・放送年 | 2013年 | |
| ・公式サイト | なし | BS11番組ページ |
ネタバレ注意!の本音レビュー|このドラマのおすすめ度は?
このドラマのおすすめ度 | ★★☆☆☆
この作品は再視聴なのだが、詳細がほぼ思い出せず、ただただネガティブなイメージだけが残っていたのだが、
各配信サイトで再配信となったのを機に、
「一体どこがそんなに面白くなかったのか
気になるので思い出したい」
という性格の悪い理由でこの長丁場の130話を再完走した。暇すぎる。
で、結論としては、漠然と持っていたネガティブな印象ほどではなく、プラスもある。
でもやっぱりマイナスが勝ってトータルマイナスという感じだ。
先に悪い所を言ってしまうと
まず第一に長い。長い割に同じことの繰り返しで新展開が少なくただ長い。70話でよし。
というか話をつなぐために、主人公のヨンスがわかりきった間抜けな油断を繰り返しさせられていて可哀想。
これはマクチャンでは定番で、主人公はお人よしなので、なにか火のつく出来事がないと復讐モードには入らないのが常だ。
だが、この作品のヨンスの場合は初っ端に冤罪で、しかも母親を殺されたのに、お人よしのまま拘置所から出てくるとはえらく呑気な話だ。
ヨンスの場合「お人よしな上に気弱」という要素もあるのだが、
これも幼い弟がいる上にシングルマザーとなってなお弱いままなのが、
頼りない通り越して情けない。しっかりしろ。
なのにヨンスの元弁護士で、現勤務先の上司であるジュウォンが「ヨンスさんはたくましい人だ。」とやたら言うので、こちらとしてもいちいち「どこが?」と言いたくなる。
これがもし「我慢強い人だ。」なら「まあ確かに。」と思うのだが、ヨンスのことを長らく支えてきた恋人役でさえもヨンスの解像度が低くピント外れな評価をしている。
思うにヨンスの人物像が、強いのか弱いのかしっかり者なのか間抜けなのかいまいち伝わってこないがゆえに、
ヨンスの行動指針もよくわからなくて、前半はもちろん復讐が始まってからもなんだかいまいちすっきりしない。
はっきりしているのはミシンがめちゃくちゃ早いことだけ。
パク・シウンが悪いわけでは全くないが、しょんぼり困り顔を見ている時間が長すぎて挫折寸前になり、途中で気晴らしに「秘密の監査」のシン・ヘソンを見にいってしまった。
その反面、ヒール役のペ・グリンは追い詰められたら唇カサカサになるし、開き直って悪事を再開した途端に肌ツヤが戻って
悪いことしている時が一番キレイ
という女ヒールのカガミのようだった。
登場シーンの6割くらい目がん開きで捲し立てているのでわかりにくいが、可愛いときはちょっとゴマキっぽい。
で、もう一つの大きなマイナスポイントは、イルイルドラマあるあるの低予算な感じが出過ぎてるところだ。
シニの夫のジョンヒョンの書斎は
ジョンヒョンの母グムジャとの内緒話or悪だくみスポットなので、だいたい二人でコソコソなんかやってるのだが、異様に長細い空間で人が歩ける隙間もない。
この家のダイニングもやたら狭く、椅子の背後を人が歩くスペースもない。金持ちなのに。
極めつけはオフィスの本棚がこれ↓↓

本が背表紙を印刷した紙を貼っただけの張りぼて。
しかも丁寧に作ればいいのに、貼るのが下手過ぎてものすごいシワが寄っている。
これは別にわたしが目ざとく見つけたわけではなく、
一番の打合せスポットのソファの背後にあって、何回も何回も映るので気になって話が入ってこない。
これ以外にもシニの細ベルトがベルト通しから外れてずっとぶらんぶらんしていたり、普通のシーンで背後のブラインドがぐらぐら揺れていたり、ヨンスのファーにゴミがついていたり、
日本だったら撮り直しになって爆笑NG集で流されるような映像がそのまま使われている。
テレビを修理したら直った画面に『オーロラ姫』が映るシーンがあるのだが、製作時期が同じなので、オーロラ姫に予算を大きく持っていかれた可能性はある。
とはいえ、わたしはイルイルドラマの低予算ぶりを窺える瞬間が大好物なのだが
それは、低予算をカバーしようとする作り手の気合いと演者の気合いの隙間からちらりと見えるからよいのであって、
ここまであけっぴろげにそこら中に見えるとそれはまた別の話になってしまう。
せめて100話くらいにしておけば、本も本物が買えたしこちらも短くて助かったのに。
と、ここまでの悪い印象しかたぶん初見では残っていなかったのだろうが、もちろん見どころもあった。
シニのお父さん(演:アン・ソクファン)だ。
わたしは元々この俳優さんの顔が笑ってても泣いてても怖いのだが
それも手伝って、マクチャン系では一番怖いサイコパスだった。
元々は、誰にでも親切な町の警官だったのだが、
ヨンスの母を我が娘が殺したと現場で気づき、証拠を隠滅し、裁判ではシニのアリバイを証言してヨンスに罪をなすりつけることに一役買う。
まあここまでなら親ならやってしまうかも、と思うのだが、その後、ヨンスの家に下宿して一家と寝食を共にし始めるのである。気持ち悪っ。
さらに百歩譲ってやむを得ず下宿したとしよう。
わたしなら日の出の前に起きて家じゅう掃除をし、夜中まで翌日の下ごしらえでもして3時間睡眠でヨンス一家に尽くしまくるところだが、
「いやぁ(頭ポリポリ)」とか言いながら洗濯をしてもらい、娘が殺したヨンスの母の妹が作った料理を食べ、ヨンスの弟に説教したりする。
気 持 ち 悪っ。
で、ヨンスが集めた証拠をシニのために盗んだりするくせに、シニの昔の携帯を後生大事に持っていて逆にヨンスに見つかったり、
シニの「実父は失踪した」という嘘に協力するくせに、結局シニの家に何度もしつこく押しかけ、シニの婚家の人間に順序良く見つかったり。
シニも情緒不安定なヒス女だが
この父はもう人格が破綻というか分裂している。
話数を重ねるたびにパワーアップする、目を見開いたあとに「でへへ」と笑う顔が怖くて仕方ない。
ああ、夢に出てきそう。
そしてわたし的には、怖さがクライマックスを迎える瞬間が120話にあるのだが
韓ドラあるあるの「カフェでコップの水ぶっかけ」は、マクチャンなら一度は出てくる基本中の基本だが、
なんとこのシニのお父さんは、罪悪感と自責のあまり
「セルフ コップの水かぶり」
という名シーンを世に放つ。
いやこのシーン、キムチビンタくらい話題になってもおかしくないのに誰も言及していない。
カフェで責められた後、一人になった途端に突然コップの水を頭から自分で勢いよくかけたのだ。
この辺までくると気持ち悪っ、とか怖すぎて言えない。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、と謝りながら逃げたくなる。
最後までこのシニの父が、不気味さを増しながらいい仕事をし続け、
「善人って何だろう?」「男は強くなければ優しくなれないってこういうことか・・・」と思考が止まらなくなるので、ここは是非とも注目して見てほしい。
まぁ単純に「世の中こういう種類の怖い人もいるんだなぁ、気をつけなきゃなぁ」だけでも十分よい教訓だ。
主人公2人の戦いも、次々に事件が起きるので飽きないと言えば飽きない。
ヨンスもだんだん成長して対策をとれるようになってくると、「次のエピソード」ボタンを早め早めに押したくなるくらい展開は面白くなってくる。
「なんかマクチャンらしいマクチャンが見たいなぁ。」という時には悪い選択肢ではないと思う。
あとは パク・シウンが好みか好みじゃないか、だけかなと。
好みじゃない人にとっては本当にきつい130話なので、是非とも体験してほしい。
ドラマまるわかり登場人物&キャストEX
🏠 ハン家

主人公:ハン・ヨンス(演:パク・シウン)


デザイナーを目指しバイト修行の日々だが、ある日家に帰ると殺されていた母を刺した犯人に仕立てられ逮捕される。幼い弟が家出したことを知り、自白して執行猶予となることを選び有罪に。
真犯人のシニとは幼馴染。
結婚を約束していたジョンヒョンと別れてから妊娠が発覚し、ウンソンを産みシングルマザーとなる。ウンソンの存在を知ったジョンヒョン一家にウンソンを奪われ、DH社に入りデザイナーとして成功することを決心する。
子:ハン・ウンソン(チョ・フィジュン)
母の元から父の元、また母の元。と大人に取り合われているうちにストレス性の病気になる。可哀想。
弟:ハン・ジュニョン(ノ・ヨンハク)
姉が母を殺したという複雑すぎる家庭環境によりグレている。学校に行かず便利屋でグレーなバイトをし事務所に入り浸る日々。便利屋の社長がシニの手先で姉の裁判で嘘の証言をしたキム・チョルチンだと気づき、元々賢いのもあり、終盤は高校生とは思えない大活躍をする。
叔母:カン・ヤンスン(クム・ボラ)
殺された母の妹。最初はヨンスの自白を信じてヨンスを虐めていたが、一緒に暮らしているうちにヨンスの無罪を信じ始める。
うじうじヨンスにイライラし始めた頃に、この人がひと暴れして視聴者のストレスを緩和してくれる。
語彙力が豊富で常に賢いケンカをするので、毎回勝利を収め、とても気持ちいい。
わたしの一番のお気に入りはこちら↓

従妹:パク・ミジン(ハン・ヨウン)
ヤンスンの娘でヨンスの従妹。最初はしがないバイト店員だったのに終盤はスパイ顔負けの大活躍を見せる。ほんとにこのドラマはいろんな意味でこの母娘に救われている。
ところで「あれ?この人も関根麻里に似てる・・・」と思い調べてみると、やっぱり韓国でもペク・ジニとの姉妹疑惑がたびたび話題になるらしい。
ほんとは三姉妹だよ、と伝えたい・・・


🏠ミン家

父:ミン・ドンフン(チェ・サンフン)
DH社(アパレル)の会長。ジョンヒョンの父が自殺した要因だと思われ、ジョンヒョン親子に恨まれているが、本人は今のところ何も気づいていない。普通にいい人。
母:ナ・グムジャ(パク・ジョンス)
会長の妻、ジョンヒョンの母。ジョンヒョンをDH社の後継者にすることが亡き前夫の敵討ちだと思っている。ヨンスとジョンヒョンを別れさせようと、判事を買収し重刑にしようとするなど息子や孫がからむと理性を失いがち。
長男:ミン・ジョンヒョン(チン・テヒョン)
母グムジャの連れ子のため会長とは血が繋がっていない。ヨンスが捕まっても信じて助け続けていたが、亡き父の仇が会長と知り、母の望み通りにシニと結婚してDH社の後継者の道を歩むことを決心する。すごくいい人だったのに結婚後は冷血漢に変貌した。
ちなみに撮影当時、主役のパク・シウンとは交際中でこのドラマの2年後に結婚している。
交際中のカップルが共演しちゃうのね・・・
このあたりの日本との感覚の違いを先日まとめたところなので、是非読んでみてね。→記事「熱愛報道のリアル」
長男の妻:オ・シニ(ぺ・グリン)
ジョンヒョンの妻。ヨンスの母を殺した真犯人。ジョンヒョンとどうしても結婚したくて悪事に手を染め、結婚後は妻の立場を守るためにまたあらゆる悪事に手を染める。犯行現場から逃げるところを写真に撮った便利屋の社長キム・チョルチンに脅されながらも共犯関係を続けている。
実父は失踪したことにし、資産家の養父がいることにして嫁にしてもらうパターンは斬新。
この人のコートがどれもかわいいので是非みてほしい。
従兄:ミン・ジュウォン(イ・ジェファン)
会長の亡き兄の息子でジョンヒョンの従兄。元弁護士でヨンスの弁護をした際に、ヨンスを信じ切れず自白を薦めたことを負い目に感じており、その後も何かと手助けしている。現在はDH社の理事で、会長からは後継者に、と言われているがその気はない。
プチドラマ情報|ロケ地・気になったグッズ
いとしのクム・サウォルとロケ地が結構被っていて、最近ここ見たぞ・・・?という場所がたくさん出てきた。
外観しか見れなかったサウォルの建築事務所が入口側から見れたりとか。
ほぼ平倉洞で撮影されたようですが、ちょっと離れたロケ地があったので紹介。
・元帥山 森の遊び場

世宗特別自治市にある公園。
『その年、私たちは』ではこの公園や周辺ロケ地も含めて世宗洞の美しい映像がたくさん出てきました。
・輝く謎の緑の瓶

ジョンヒョンが家出した時に泊まるホテルの部屋にある緑色に輝くボトル・・・ドレッサーにあるので化粧品かな?と思い調べてみると
TYKU Citrus Liqueur っていうリキュールで底にLEDが内蔵されていて持ち上げるとピカピカ光るらしい・・・!
残念ながら北米輸出用で日本では手に入らないんだけど、作っているのは奈良の梅乃酒酒造・・・それが韓ドラに・・・?という何重にも不思議なお酒の話でした。
興味がある方は調べてみてね~
どこで見れる?無料で見れる?|『棘のある花』配信情報
| ・NETFLIX | ✖ | |
| ・U-NEXT | 〇 | 見放題配信中! |
| ・Hulu | 〇 | 見放題配信中! |
| ・Amazon Prime | 〇 | Channel K にて見放題配信中 |
| ・FOD | ✖ | |
| ・Lemino | 〇 | 見放題配信中! |
| ・Abema | 〇 | プレミアム登録で見放題 |
9月から各サイト一斉に配信が始まりました!
今が何度目かの旬?楽しんでくださいね!
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またまたなが~いドラマ情報をここまで読んでくださりありがとうございました_(._.)_
気に入ってくださった方はこれからもどしどし長文レビューをお届けしますので
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